鳶・江戸火消し文化

纏(まとい)

消火活動を行う際の火消組の旗印

纏(まとい)

戦国時代には敵味方の目印にするため用いられた馬印が町火消誕生後に組の旗印として採用された。

まといのルーツは15世紀ごろと云われ、戦場で侍大将の馬印でしたが、これを町火消誕生後に 組の旗印として取り入れ、纒のぼりと言いました。その後現在見られるような形の纒になったと 言われています。

まといは、いろいろな形のデザインを施した「まとい」の陀志(だし)と、その下部の紙製又 は革製の「ばれん」(48本)と「真竿」からなり、その高さ約2.4m、重さは約20kgあります。
江戸町火消の纒は大名火消・定火消の纒のような華美を禁じられ、白と黒の2色に統一されて いるのが特徴です。

纒は今日でも各組の象徴であり、心の拠りどころ、団結の中心として大切に 管理されています。

参考文献:(社)江戸消防記念会第一区ホームページ「伝統文化」より参照

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